SONYの「INZONE H9」は、PS5やPCゲーマーにとって“最高クラスの没入体験”を提供できるヘッドセットです。
なぜなら、ノイズキャンセリング機能や高音質サウンド、快適な装着感が揃っており、他のゲーミングヘッドセットにはない独自の強みを持っているからです。
さらにPS5の3Dオーディオとの相性も良く、ゲームだけでなく音楽や映画、テレワークにも活用できる万能性を備えています。
例えば、FPSでは敵の足音や銃声の方向を正確に把握でき、RPGや映画ではノイズを遮断して深い没入感を味わえます。
また、H7やH3との比較やSteelSeriesなどの競合モデルと比べても、ANC搭載という唯一無二の特徴を持つのはH9だけです。
したがって「ゲームも音楽も高水準で楽しみたい」「ノイズを遮断して集中したい」と考える人にとって、INZONE H9は間違いなくおすすめできるヘッドセットだといえます。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
ONY INZONE H9とは?基本スペックと特徴を解説
SONYのゲーミングブランド「INZONE」とは
SONYは2022年に新しいゲーミングブランド「INZONE」を立ち上げ、ゲーミング市場に本格参入しました。
これまでSONYといえばテレビやオーディオ製品、そしてPS5本体が有名でしたが、周辺機器として「ゲーミングモニター」と「ゲーミングヘッドセット」を投入したことで、より深いゲーム体験を提供することを目指しています。
INZONEシリーズのヘッドセットはH3、H7、H9の3種類があり、その中でも最上位モデルが「H9」です。
ノイズキャンセリングや長時間再生、PS5との高い親和性が大きな強みで、まさにプレミアムなゲーマー向けモデルといえます。
H9の基本スペックと他モデルとの違い
INZONE H9は、SONYが長年培ってきたオーディオ技術を投入したワイヤレスゲーミングヘッドセットです。主なスペックをまとめると以下の通りです。
項目 | INZONE H9 | INZONE H7 | INZONE H3 |
---|---|---|---|
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス / Bluetooth | 2.4GHzワイヤレス / Bluetooth | 有線 |
ノイズキャンセリング | 搭載(ANC) | 非搭載 | 非搭載 |
バッテリー持続 | 最大32時間 | 最大40時間 | ― |
重量 | 約330g | 約325g | 約299g |
マイク | フリップアップ式ブームマイク | 同上 | 同上 |
価格帯(発売時) | 約36,000円前後 | 約29,000円前後 | 約12,000円前後 |
H9が他モデルと大きく違うのは、やはり ノイズキャンセリング(ANC)と外音取り込み機能 を搭載している点です。
これはゲーミングヘッドセットとしては珍しく、FPSや没入感が重視されるRPGで強力に働きます。
ノイズキャンセリング機能の特徴
H9には、SONYのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XMシリーズ」で培ったノイズキャンセリング技術が搭載されています。
これにより、エアコンの駆動音やPCファンの音などを効果的にカットし、ゲームの世界に集中できます。
また、ワンタッチで外音取り込みモードに切り替えることも可能で、宅配便の対応や家族との会話も簡単に行えます。ゲーミングと日常生活を両立できる機能性は大きな魅力です。
どんな人におすすめのヘッドセットか
H9は「高音質」「ノイズキャンセリング」「快適な装着感」という三拍子が揃っているため、特に以下のような人におすすめできます。
-
FPSやTPSなど、足音や銃声の定位感を重視する人
-
ゲームと同時に音楽や映画視聴も楽しみたい人
-
PS5とPCを両方使うゲーマー
-
ノイズの多い環境でゲームや作業をしたい人
購入前に知っておくべき注意点
ただし完璧というわけではなく、注意点もあります。
まず価格は3万円台半ばと決して安くはなく、コスパだけを重視する人には向きません。
また、バッテリー持続時間は最大32時間と十分ですが、H7の40時間に比べると短めです。
さらに、デザインはホワイト基調でPS5との統一感はあるものの、他のデバイスと合わせにくいと感じる人もいるかもしれません。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
実際の装着感とデザイン性は?
長時間プレイでの装着感レビュー
H9を実際に数時間連続で使用してみると、その快適性がよくわかります。
イヤーパッドにはソフトな合成皮革が採用されており、頭や耳への圧迫感が軽減されています。
一般的なゲーミングヘッドセットは「長時間つけると耳や頭が痛くなる」という声も多いですが、H9は軽さと柔らかさのバランスが取れているため、長時間プレイでも疲れにくい印象を受けました。
ヘッドバンドとイヤーパッドの素材感
ヘッドバンド部分にはクッション性のあるパッドが採用され、頭頂部への負担を軽減してくれます。
イヤーパッドは柔らかい素材で、耳をしっかり覆いながらも蒸れにくい工夫がされています。
夏場の長時間使用でも比較的快適にプレイできるのは大きな利点です。
重量感とバランスの取り方
H9の重量は約330gで、決して軽量というわけではありません。
しかし、装着時の重量バランスがよく、頭全体に分散されるため「数字以上に軽く感じる」という意見が多いです。
ヘッドセットの重さに敏感な人でも、慣れればストレスなく使えるレベルに仕上がっています。
ホワイト基調のデザインは好みが分かれる?
H9のデザインはPS5と同じホワイト×ブラックのカラーリングで統一されています。
未来的でスタイリッシュな印象を与える一方で、「黒一色の方が好き」という人にとっては少し派手に感じるかもしれません。
デスク周りをPS5に合わせて白基調で揃えたい人には理想的ですが、黒系のゲーミングギアが多い環境では浮いてしまう可能性もあります。
メガネ使用者の使用感はどうか
メガネをかけた状態でもH9は比較的快適に使用できます。
イヤーパッドが柔らかく、メガネのつるを強く押し付けないためです。
ただし、長時間の使用では多少の圧迫を感じることもあり、特にメガネフレームが太い場合は注意が必要です。
総じて「メガネ対応は良好」ですが、完全に圧迫感ゼロとはいえません。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
音質レビュー:ゲーム・音楽・映画での実力
FPSゲームでの定位感とサウンドの強み
H9をFPSゲーム(Call of Duty、Apex Legendsなど)で試すと、敵の足音や銃声の方向を正確に把握できる定位感が際立ちます。
SONY独自のドライバーと3Dオーディオ技術が組み合わさり、前後左右だけでなく上下方向の音も感じ取りやすい設計になっています。
特にPS5のTempest 3D AudioTechとの相性は抜群で、勝敗に直結する音の情報を正確にキャッチできるのは大きな武器です。
RPGや映画での没入感は?
RPGや映画では、H9の広がりあるサウンドステージが真価を発揮します。
重低音から高音までバランスが取れており、環境音やBGMがクリアに響きます。
ノイズキャンセリングのおかげで外部の雑音が減り、まるで劇場にいるかのような没入感を体験できます。
特にFFやホライゾンなど、世界観重視のタイトルではその効果が顕著です。
音楽リスニングでの評価
ゲーミングヘッドセットとしてだけでなく、音楽リスニング用途でも十分な実力を発揮します。
低音が強調されすぎず、ボーカルもクリアに聞こえるバランス型のチューニングです。
EDMやロックはもちろん、クラシックやジャズでも豊かな表現力を楽しめます。
SONYが培った音楽製品のノウハウがしっかり反映されているといえるでしょう。
PS5のTempest 3D AudioTechとの相性
PS5には「Tempest 3D AudioTech」という3Dサウンド機能が搭載されており、H9はこの機能に完全対応しています。
バーチャルサラウンドの精度が高く、足音や環境音の方向感が自然に聞き取れるため、PS5ゲーマーには特におすすめです。
マイク音質のリアルな評価
H9のブームマイクはDiscord認証を取得しており、ボイスチャットやストリーミングでも十分な音質を確保しています。
声がこもらずクリアに伝わりますが、高級な単体コンデンサーマイクにはさすがに及びません。
チーム戦のコミュニケーション用途には十分ですが、本格配信を目指す人は別途マイクを用意した方がよいでしょう。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
機能性・操作性・接続方法をチェック
BluetoothとUSBドングルの切替え体験
H9は「2.4GHzワイヤレス接続」と「Bluetooth接続」のデュアル接続に対応しています。
USBドングルを使えば低遅延でPCやPS5に接続でき、同時にスマホとBluetoothでつなぐことも可能です。
ゲーム中にスマホの着信に気づいてそのまま応答できるのは非常に便利です。
バッテリー持続時間と充電スピード
バッテリーは最大32時間持続します。これはほぼ1日中プレイしてもバッテリー切れの心配がないレベルです。
さらに急速充電にも対応しており、10分の充電で約1時間使えるのも便利です。
ただし、H7の40時間に比べるとやや短いため、バッテリー優先ならH7も候補に入ります。
専用ソフト「INZONE Hub」でできること
PCに専用ソフト「INZONE Hub」をインストールすると、イコライザー調整やサウンドプロファイルのカスタマイズが可能です。
自分の好みに合わせて低音を強調したり、ボイスをクリアにしたりと柔軟な音作りができるのが特徴です。
FPS用・映画用などプリセットも用意されており、用途に応じた切り替えも簡単です。
ボタン配置と直感的な操作性
本体には音量調整、マイクミュート、ANC切替ボタンなどが配置されています。
触感で判別できるようになっているため、ゲーム中でも迷わず操作できます。
特に「ANCオン/オフ切替ボタン」が便利で、集中したい時と外部の音を取り込みたい時をワンタッチで切り替えられるのが魅力です。
他機種との接続性・互換性
H9はPS5とPCに最適化されていますが、Nintendo SwitchやスマートフォンともBluetooth接続で利用可能です。
ただし、Switchでは低遅延接続が難しいため、FPSなどでは不向きです。
マルチデバイスで活用したい人には非常に便利ですが、遅延にシビアな人はPS5やPCでの利用が中心になるでしょう。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
他ヘッドセットとの比較と総合評価
INZONE H7/H3との違いを整理
同シリーズのH7やH3と比べると、H9だけがノイズキャンセリングを搭載しています。
その代わり価格は最も高く、H7はバッテリー40時間と長持ち、H3は有線専用で安価という違いがあります。
どのモデルを選ぶかは「ANCが必要か」「予算はどれくらいか」で決まるでしょう。
競合モデル(SteelSeries、Logicool G Proなど)との比較
ゲーミングヘッドセット市場にはSteelSeries Arctis Nova ProやLogicool G Pro Xなどの強力な競合があります。
音質面ではH9はSONYらしいバランスの良さがあり、特に音楽用途でも満足度が高いのが強みです。
一方、Arctis Nova ProはDAC内蔵で細かい音質調整が可能、Logicoolはeスポーツ向けの軽量性が強みです。
コスパ面から見たINZONE H9の評価
価格は高めですが、ノイズキャンセリング搭載のゲーミングヘッドセットは他社にほぼ存在せず、唯一無二の価値があります。
特に「ゲームと日常生活の両立」を考えるならコスパは悪くありません。
ただし「ANC不要」「とにかく安く」という人にはオーバースペックです。
ゲーミングだけでなくテレワークで使える?
H9はマイク音質がクリアで、ノイズキャンセリングによって周囲の雑音を抑えられるため、テレワークにも最適です。
1台で「ゲーム」「音楽」「仕事」をこなせる万能さは、他のゲーミングヘッドセットにはなかなかない強みです。
最終的に買うべき人・買わない方がいい人
H9をおすすめできるのは「PS5やPCで没入感のあるゲーム体験を求める人」や「ノイズキャンセリングを重視する人」です。
逆におすすめできないのは「予算を抑えたい人」「軽量性を最優先する人」です。
\最高の音楽でゲーム体験を!/
INZONE H9のレビュー!音質・装着感・機能を徹底解説!のまとめ
SONY INZONE H9は、ゲーミングヘッドセットの中でも「音質」「ノイズキャンセリング」「快適性」の3拍子が揃ったプレミアムモデルです。
価格は高めですが、PS5ユーザーや長時間ゲームをプレイする人には大きな価値があります。
競合製品にはない独自の強みを持っているため、ゲームも音楽も高いレベルで楽しみたい人には間違いなくおすすめの一台といえるでしょう。
\最高の音楽でゲーム体験を!/