今回は、ロジクールG522 vs G733の比較と違い、どっちを買うべきかを紹介します。
結論から言うと、ロジクールのゲーミングヘッドセット「G522」は、機能性・音質・マイク品質のすべてで「G733」を上回る新世代モデルです。
とくにBluetoothを含む3WAY接続や、最大90時間のバッテリー、Blue VO!ceによる高品質マイク性能など、ゲーマーが求める“総合力”で優れています。
その理由は、G522がG733の後継モデルとして設計されており、ユーザーの不満点を徹底的に改善しているからです。
G733では「接続方式が少ない」「マイク音質が物足りない」「バッテリーが短い」といった声が多く見られました。
G522はこれらを解消しつつ、軽量かつ快適な装着感を維持しています。
まさに“G733の完成形”ともいえるアップデートモデルです。
実際のスペックを比較すると違いは明らかです。
G522はBluetooth+LIGHTSPEED+USB-CのTri-mode接続に対応し、最大90時間の長時間駆動。
一方、G733はLIGHTSPEEDのみで最大29時間駆動にとどまります。
さらに、G522は48kHzサンプリングのマイクを搭載し、Blue VO!ceでスタジオ品質の声を実現。
音質も定位感と解像度に優れ、FPSなどの競技ゲームでは大きなアドバンテージとなります。
レビューサイトでも「G522はゲーマーにとって理想的な進化」と高評価を得ています。
つまり、ゲーム・配信・通話・マルチデバイス利用のどれを取っても、2025年現在の最適解は「G522」です。
デザイン性や軽さを優先するならG733も魅力的ですが、性能と使いやすさのバランスを求めるなら、G522を選んで間違いありません。
G522とG733の基本スペックを徹底比較
ドライバー性能と音質の違い
ロジクールのG522とG733はいずれも40mm PRO-Gドライバーを搭載しており、音の解像度や定位感に優れています。
しかし、チューニングの傾向に違いがあります。
G522はよりモニターライクな正確な音作りで、ゲーム内の足音や環境音を細かく拾いたいFPSプレイヤー向け。
対してG733は、低音がやや強調された迫力あるサウンドで、音楽や映画鑑賞にも向いています。
G522は新しいモデルだけあって、内部構造が改良され、音の抜けや空間の広がりが自然になっています。
DTS Headphone:X 2.0にも対応しており、立体音響の表現も進化。
G733でも同機能を使えますが、処理の精度はG522のほうがやや上という声もあります。
音質面だけで言えば、よりクリアで繊細なG522に軍配が上がるでしょう。
比較項目 | G522 LIGHTSPEED | G733 LIGHTSPEED |
---|---|---|
ドライバー | 40mm PRO-G | 40mm PRO-G |
チューニング傾向 | フラット・高解像度 | 低音強調・温かみのある音 |
サラウンド | DTS Headphone:X 2.0 | DTS Headphone:X 2.0 |
EQ調整 | G HUB対応 | G HUB対応 |
音の傾向 | ゲーム・配信特化 | エンタメ向き |
接続方式と対応デバイス
G522の大きな特徴は「Tri-mode接続」。
LIGHTSPEED(2.4GHz無線)、Bluetooth、有線USB-Cの3つの接続方式に対応しています。
一方、G733はLIGHTSPEEDとUSB有線接続のみで、Bluetoothは非対応です。
この違いは使用シーンの幅に直結します。
G522ならPC・PS5・Switch・スマホなどを1台でカバーでき、ボタン1つで切り替え可能。
たとえば、ゲームをしながらスマホの通話に出ることもできます。
G733は基本的にPCやPS5など固定環境での使用がメインになります。
モバイルでも使いたいなら、G522の柔軟性は大きな魅力です。
接続方式比較 | G522 | G733 |
---|---|---|
LIGHTSPEED無線 | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | × |
有線USB接続 | ○ | ○ |
対応デバイス | PC / PS5 / Switch / スマホ | PC / PS5 |
同時接続切替 | ○(ボタン操作) | × |
バッテリー・重量の違い
G522のバッテリー持続時間は驚異的です。RGBライティングONで最大40時間、OFFにするとなんと最大90時間駆動します。
一方、G733はRGB ONで約20時間、OFFで29時間。倍以上の差があります。
長時間プレイする人や、充電の手間を減らしたい人にはG522が圧倒的に便利です。
重量はG522が約290g、G733が約278gで、ほぼ同等。
ただし装着感は異なります。
G733は軽量フレームとメッシュ素材のヘッドバンドで、柔らかく頭にフィット。
G522はややしっかりしたホールド感で、安定性重視の設計です。
長時間装着しても疲れにくいのはどちらも共通点といえるでしょう。
項目 | G522 | G733 |
---|---|---|
重量 | 約290g | 約278g |
バッテリー(RGB ON) | 約40時間 | 約20時間 |
バッテリー(RGB OFF) | 約90時間 | 約29時間 |
充電端子 | USB-C | USB-C |
クイック充電 | 対応 | 対応(限定) |
マイク性能の進化ポイント
G522ではマイクが大きく進化しています。48kHz/16bitの高解像度サンプリングに対応し、Blue VO!ce機能でプロレベルの音質補正が可能です。
ノイズ除去・コンプレッサー・EQをリアルタイムで調整でき、配信でも「スタジオ並みの声」に仕上げられます。
一方G733はカーディオイド指向のマイクを採用していますが、Blue VO!ceの精度や音質はやや控えめ。
クリアではあるものの、やや平面的な印象を受けるというレビューもあります。
配信やボイスチャットを重視するなら、G522のマイク性能はかなり強力です。
比較項目 | G522 | G733 |
---|---|---|
サンプリングレート | 48kHz / 16bit | 16kHz / 16bit |
指向性 | 無指向性(Blue VO!ce対応) | カーディオイド |
Blue VO!ce | 対応(高精度) | 対応(簡易) |
ノイズ除去 | ○ | △ |
マイク取り外し | 固定式 | 取り外し式 |
RGB・ソフトウェア対応の比較
どちらも「LIGHTSYNC RGB」に対応しており、G HUBソフトウェアでカラーや効果を自由にカスタマイズできます。
ただしG522ではより繊細なアニメーション制御が可能で、RGB演出の滑らかさが向上しています。
キーライトと同期させて配信環境全体を統一することもできます。
G733はカラーバリエーションが豊富で、白・紫・黒・青など好みに合わせた選択肢が魅力。
RGBライトもヘッドバンド側面に配置されており、よりポップでカジュアルなデザインです。
見た目重視ならG733、機能重視ならG522といえるでしょう。
音質とサウンド体験の違い
G522のサウンド特性
G522はより正確な定位と空間表現を得意としています。FPSゲームでの「足音の方向感」や、環境音の立体的な響きが自然に感じられます。
中高域がクリアで、声や銃声などがハッキリ聞こえるため、競技志向のゲーマーに非常に人気です。
特にDTS Headphone:X 2.0をONにすると、敵の位置関係がより明確になります。左右だけでなく上下方向の認識も向上するため、立体的な没入感を味わえます。
音楽再生でもバランスが良く、EQ調整次第でどんなジャンルにも対応可能です。
ロジクールG733のサウンド特性
ロジクールG733はやや低音寄りのチューニングで、迫力のあるサウンドが特徴です。
アクションゲームや映画では「ドンッ」という重低音が心地よく響きます。
中域のボーカルも温かみがあり、聴いていて疲れにくい音質です。
ただし、FPSなど繊細な定位を求めるゲームでは、低音が少し強くて足音の聞き分けがしづらいという声もあります。
逆に言えば、日常使いや音楽鑑賞にも使える万能モデルとも言えます。
ゲーム専用より“エンタメ向け”の印象が強いモデルです。
DTS Headphone:Xの効果
両モデルともにDTS Headphone:X 2.0を搭載しており、立体音響の効果は非常に高いです。
特に映画やRPGでは「後ろから近づく敵の足音」や「空間の広がり」をリアルに再現できます。
音の定位感はG522がやや上で、G733は臨場感重視のバランスです。
マイク性能・通話品質の違い
ロジクールG522はBlue VO!ce対応により、声を明るく、通る音質に加工できます。
ストリーマーや配信者に最適で、OBSとの相性も抜群。
ノイズキャンセリングも自然で、キーボード音が入りにくいのが魅力です。
ロジクールG733のマイクは取り外し式で便利ですが、ノイズ耐性はやや劣ります。
通話品質は十分ですが、クリアさではロジクールG522が一歩リードです。
ボイスチャットや動画配信にこだわるなら、ロジクールG522を選ぶと後悔しないでしょう。
装着感・デザイン・使いやすさ比較
ロジクールG733はメッシュ素材のヘッドバンドが特徴で、軽くて蒸れにくい構造です。
カジュアルでカラフルなデザインが魅力で、見た目重視の人にはおすすめ。
ロジクールG522は高級感のあるブラックデザインで、スタジオ機器のような落ち着いた印象です。
装着感の方向性は異なります。ロジクールG733は柔らかく軽い装着感、ロジクールG522はややしっかりしたフィット感で安定性を重視しています。
どちらも眼鏡との相性は良好で、側圧が強すぎることはありません。
ロジクールG522とG733のおすすめ選び方
使い方 | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
FPS・競技ゲーマー | G522 | 音の定位と遅延の少なさが優秀 |
配信・実況 | G522 | 高品質マイクとBlue VO!ce対応 |
音楽・映画中心 | G733 | 低音強調で迫力あるサウンド |
カジュアルゲーマー | G733 | デザイン性・軽さ重視 |
モバイル・複数機器で使う | G522 | Bluetooth&有線対応の柔軟性 |
総合的に見ると、性能・機能面ではロジクールG522が完全上位互換。
ただし、価格・デザイン性ではロジクールG733も依然として魅力的な選択肢です。
【徹底比較】ロジクールG522 vs G733|どっちを買うべき?最新レビュー!のまとめ
2025年時点で「どっちを買うべきか?」と問われれば、多くのユーザーにとっておすすめは ロジクールG522 LIGHTSPEED です。
Tri-mode接続、長時間バッテリー、Blue VO!ce対応など、あらゆる面で進化しています。
一方で、ロジクールG733は価格が落ち着いており、カジュアルゲーマーやデザイン重視派に根強い人気があります。
どちらもロジクールらしい完成度の高いヘッドセットですが、「高音質+高機能を求めるならロジクールG522」、「軽さとデザイン重視ならロジクールG733」と覚えておくと失敗しません。