「フォートナイトのアップデートが遅すぎて全然プレイできない…」
そんな悩みを抱えるNintendo Switchユーザーは少なくありません。
特にシーズン切り替え時や大型イベント直前などは、ダウンロードが遅い、進まない、エラーが出る…といった声が多く見られます。
この記事では、フォートナイトのアップデートが遅くなる原因を徹底解説するとともに、今すぐできる改善策や裏ワザ的な対処法まで、わかりやすく紹介します。
Switchユーザーの皆さんにとって、毎回のアップデートを快適に乗り切るための「完全保存版ガイド」です!
Switchでフォートナイトのアップデートが遅い原因とは?
ストレージの容量不足が影響する理由
Nintendo Switchでフォートナイトのアップデートが遅くなる大きな原因のひとつが、「本体ストレージやSDカードの容量不足」です。
フォートナイトはアップデートのたびに一時ファイルを大量に書き込むため、十分な空き容量が必要です。
空き容量が少ないと、データの書き込みや展開に時間がかかり、アップデートが完了するまでに長時間を要することがあります。
特に注意したいのは、「ギリギリの空き容量でやりくりしている場合」です。
例えば、残り容量が1GB未満だと、アップデートに必要な一時ファイルが保存できず、ダウンロード後の処理に大幅な時間がかかってしまいます。
また、Switch本体のeMMCストレージよりも、速度の遅いSDカードを使用している場合も同様です。
対策としては、使っていないソフトを削除したり、スクリーンショットや動画を整理したりして、最低でも5GB以上の空き容量を確保することが理想です。
また、読み書き速度の速いSDカード(UHS-I対応のもの)に交換するのも効果的です。
フォートナイトのアップデートファイルは大きく、特にシーズンごとの大型アップデートは10GBを超えることもあるため、ストレージの管理は非常に重要です。
インターネット回線の速度と安定性がカギ
アップデートの速度に大きく関わるもう一つのポイントは、インターネット回線の速度と安定性です。
SwitchはWi-Fi接続が基本ですが、環境によっては通信が不安定になりやすく、ダウンロード速度が著しく低下することがあります。
とくにアパートやマンションなどの集合住宅では、回線が混雑していて速度が出にくいことがあります。
さらに、家庭内で他のデバイス(スマホ・PC・ゲーム機など)が同時にWi-Fiを使用していると、帯域が分散されてしまい、Switchの通信速度が落ちてしまうのです。
自宅のWi-Fiルーターが古い、または設置場所が悪い場合も通信速度に悪影響を与えます。
ルーターは最新のWi-Fi 5またはWi-Fi 6対応のものを選び、Switchとの距離が近く、障害物の少ない場所に設置することが理想です。
さらに、速度測定サイトやSwitchの本体設定から「接続テスト」を行って、自分のネット環境の速度をチェックすることも大切です。
目安としては、下り速度が最低でも10Mbps以上あると、アップデートがスムーズに進みやすいでしょう。
他のアプリやソフトが干渉している可能性
Switchは複数のアプリやソフトをインストールして使える便利なゲーム機ですが、その分、バックグラウンドで動作しているものがアップデートに干渉することがあります。
特にホーム画面で他のゲームが起動しっぱなしになっていると、リソースが分散され、フォートナイトのアップデートが遅くなる可能性があります。
また、ダウンロードが始まっていると思っていたら、別のソフトの更新が優先されていたというケースもあります。
Switchでは複数のソフトが同時にアップデートされることは基本的にないため、順番待ち状態になることがあるのです。
この問題を避けるには、フォートナイト以外のソフトの更新を一時停止し、本体を再起動してからアップデートを試みると良いです。
また、SDカードに保存されている他のゲームが多すぎると、アクセス競合が起きることもあるため、必要ないソフトは削除や整理をしておきましょう。
シンプルなようで意外と見落とされがちなポイントなので、確認しておくことをおすすめします。
サーバー側の混雑状況もチェック!
アップデートが遅い原因は、必ずしも自分の環境だけではありません。
Epic Games(フォートナイトの運営会社)のサーバーが混雑している場合も、ダウンロード速度が著しく低下します。
特に新シーズンの開始直後や、大型イベント直前などは全世界のプレイヤーが一斉にアップデートを開始するため、サーバーに大きな負荷がかかります。
このような状況では、どんなに高速なネット回線を使っていても、ダウンロード速度が上がらないことがあります。
この場合は、自分の努力ではどうしようもないため、時間をずらしてアップデートを行うのが賢明です。
早朝や深夜など、アクセスが少ない時間帯を狙うとスムーズに進むことがあります。
また、Epic Gamesの公式サイトや「フォートナイト ステータス(@FortniteStatus)」のX(旧Twitter)アカウントでは、サーバー状況が随時発信されています。
アップデートが進まないと感じたら、まずサーバーの混雑情報を確認するのが安心です。
システムアップデートの未実施が原因のことも
Switch本体のシステムソフトウェアが最新でないと、フォートナイトのアップデートに影響を与える場合があります。
古いバージョンのOSでは、最新のゲームデータとの互換性が取れず、インストールに時間がかかったり、エラーが発生したりすることもあります。
特にフォートナイトのようなオンラインゲームは、セキュリティや通信機能の最新バージョンを前提に作られているため、OSが古いままだとスムーズに動作しないことが多いのです。
システムアップデートの確認は、「本体設定」→「本体」→「本体の更新」から可能です。
Wi-Fiに接続していれば、自動的に最新版の確認が行われ、アップデートできます。
本体を最新の状態に保つことは、ゲームプレイの快適さだけでなく、セキュリティ面からも非常に大切です。
普段あまり意識しない部分ですが、アップデートが遅い原因になり得るので、定期的なチェックを習慣にしておきましょう。
今すぐ試せる!Switchのアップデートを早くする方法
本体を再起動して不要なプロセスを解消
Switchはスリープモードを多用する設計のため、電源を完全に切らずに使い続ける人が多いです。
しかし、長期間再起動せずに使用していると、内部で一時ファイルが蓄積されたり、バックグラウンドで動いているプロセスがたまってきたりして、動作が重くなることがあります。
これが原因でアップデート時の処理速度が低下することもあります。
そのため、まずはSwitch本体を完全に再起動してみましょう。
手順は簡単で、電源ボタンを長押しし、「電源オプション」から「再起動」を選ぶだけ。
再起動することで、メモリやリソースが一時的に解放され、アップデートの処理がスムーズになることが多いです。
とくにフォートナイトのような大規模なゲームは、アップデート処理中に一時的にメモリを多く使います。
不要なプロセスが残っていると、処理が滞ることがあるため、アップデート前には必ず再起動しておくのがベストです。
このシンプルな方法でも、意外と効果を感じられることが多いので、まず試してみてください。
有線接続でダウンロード速度を大幅改善
Switchは基本的にWi-Fi接続ですが、有線接続の方がはるかに通信が安定し、速度も早くなる傾向にあります。
もし「Wi-Fiでのダウンロードが遅すぎる」と感じているなら、LANアダプターを使って有線接続に切り替えることを強くおすすめします。
必要なのは、「USB LANアダプター」と呼ばれる機器です。
SwitchドックのUSB端子に差し込み、そこから有線LANケーブルを通じてインターネットに接続します。
公式ライセンス製品やNintendo Switch対応と記載されている製品を選ぶと安心です。
有線接続にすることで、ダウンロード速度が10倍以上になるケースも珍しくありません。
とくに混雑した時間帯や、電波の届きにくい場所での使用が原因の場合、有線接続は抜群の効果を発揮します。
もちろん、ドックに接続する必要があるため、携帯モードでは使えませんが、アップデート時だけでもドックに戻して有線で接続すれば、かなりの時間短縮になります。
DNS設定を変更して通信ルートを最適化
意外と知られていない方法として、「DNS(ドメインネームシステム)」の設定を変更することで通信ルートを最適化し、ダウンロード速度が改善することがあります。
DNSはインターネットの住所録のようなものですが、Switch本体はデフォルトでプロバイダ指定のDNSを使用しています。
これが混雑していたり最適なルートでない場合、通信速度が低下することがあります。
そこで、Google Public DNS(8.8.8.8や8.8.4.4)やCloudflare DNS(1.1.1.1など)に変更すると、より高速で安定した通信が可能になることがあります。
設定方法は以下の通りです:
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「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」を開く
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接続済みのWi-Fiを選び「設定の変更」を選択
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「DNS設定」を「手動」に切り替える
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プライマリDNSに「8.8.8.8」、セカンダリDNSに「8.8.4.4」などを入力
この設定は簡単に戻せるので、一時的に試してみるのも良いでしょう。
すべての環境で効果が出るわけではありませんが、ネット回線が安定しない、速度が遅いと感じている人はぜひ試してみる価値があります。
他の機器のWi-Fi使用を一時停止する
自宅のWi-Fiルーターには、スマホ、タブレット、パソコン、テレビなど、さまざまな機器が同時に接続されていることが多いです。
これらのデバイスがバックグラウンドで動画を再生していたり、アプリのアップデートをしていたりすると、通信速度が分散されてしまい、Switchのアップデートが遅くなります。
アップデートを早く終わらせたい場合は、他の機器のWi-Fi接続を一時的にオフにしたり、使用を控えたりすると良いです。
家族が動画を見ている時間帯や、仕事で大容量のファイルを扱っている時間は避けるのがベストです。
ルーターの管理画面にアクセスできる場合は、「接続中の機器リスト」を確認して、どの端末が帯域を使っているのかをチェックすることも可能です。
特定のデバイスが通信を占有している場合は、一時的に制限することも検討しましょう。
通信帯域をSwitchに集中させるだけで、アップデート時間が数十分単位で短縮されることもあります。
深夜や早朝など混雑しない時間帯を狙う
インターネット全体の通信量が多い時間帯、たとえば夜の8時~11時頃は、回線が混雑しがちです。
この時間帯は全国的に多くのユーザーがオンラインゲームをしたり、動画を見たりしているため、プロバイダやサーバー側でも速度制限がかかることがあります。
そのため、アップデートのダウンロードは、深夜(0時~6時)や早朝(6時~9時)など、比較的回線が空いている時間帯に行うとスムーズです。
実際に、多くのユーザーが深夜にアップデートすることで、通常よりも数倍の速度でダウンロードできたという報告もあります。
時間をずらすだけで改善することが多いため、「今日どうしてもプレイしたい!」という気持ちがなければ、少し待ってからのアップデートをおすすめします。
とくに新シーズン初日の混雑は激しいので、1日ずらすと快適になるケースが多いです。
ダウンタイムが始まってすぐにアプデを開始する
ダウンタイムが始まった直後に、アプデを開始すると割と早いことがあります。
アプデ開始早々は、まだアプデをしている人数もそこまで多くないので以外にねらい目となります。
時間が合えば積極的に、アプデしてみるといいですね。
SDカードの選び方と管理でアップデートを快適に
推奨されるSDカードの規格と速度
Nintendo Switchでは、ゲームデータやアップデートファイルの保存にmicroSDカードを使用することができます。
しかし、使用するSDカードの性能によっては、アップデート時の書き込み速度が遅くなり、全体の処理時間が大幅に伸びてしまうこともあります。
フォートナイトのような大容量ゲームを快適にプレイするためには、「UHS-I」対応かつ「U3」または「V30」以上の書き込み速度を持つSDカードを選ぶのが理想的です。
これらの規格は高速な読み書きが可能なため、アップデートファイルの展開がスムーズに行われます。
たとえば、SanDiskの「Extreme」シリーズや、Samsungの「EVO Plus」シリーズなどは、Switchとの相性も良く、人気の高いSDカードです。
容量に関しては、フォートナイトだけで10GB以上を使うこともあるため、最低でも64GB、できれば128GB以上のカードを選ぶと安心です。
性能の低いSDカードを使っていると、フォートナイトのロード時間が長くなるだけでなく、アップデートの際に「フリーズ」や「失敗」などのトラブルも起こりやすくなります。
SDカードはゲーム体験を左右する重要なパーツのひとつです。
SDカードをフォーマットして最適化する方法
長期間使用しているSDカードには、断片化されたデータや一時ファイルがたまり、パフォーマンスが低下することがあります。
これが原因で、アップデートが進まなかったり、ダウンロード後の展開に時間がかかったりすることも。
そんなときは、**SDカードのフォーマット(初期化)**を行うことで、カードのパフォーマンスを回復させることができます。
フォーマット方法は以下の通りです:
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SDカードをSwitchから取り外し、PCに接続
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Windowsでは「FAT32」または「exFAT」でフォーマット
-
Macでは「MS-DOS (FAT)」形式でフォーマット
※注意:フォーマットするとデータがすべて消えるので、事前にバックアップを必ず取りましょう。
Nintendo Switch自体にもフォーマット機能があります。
「設定」→「本体」→「初期化」→「microSDカードのフォーマット」から実行可能です。
定期的にフォーマットを行うことで、SDカードの書き込み速度が安定し、アップデートがスムーズになる効果が期待できます。
不要データの削除で空き容量を確保
フォートナイトをはじめ、Switchではさまざまなゲームや追加コンテンツをインストールできますが、そのぶんストレージもすぐに圧迫されがちです。
特にSDカードを利用している場合は、空き容量が少ないと、アップデート中に一時ファイルの展開がうまくできず、進行が止まってしまうことも。
そのため、不要なゲームデータや古いセーブデータ、使っていないDLC(追加コンテンツ)を定期的に削除し、空き容量を増やすことが大切です。
ダウンロードしたけど遊んでいないソフトや、すでにクリアしたゲームなどは、思い切って削除しましょう。
Switchの「データ管理」から簡単に確認・削除が可能です。
また、セーブデータは基本的に本体に保存されており、ソフトを削除してもセーブデータが消えることはないので安心です。
最低でも5GB以上の空き容量を保つように意識すると、フォートナイトのような大型アップデートもスムーズに進みやすくなります。
SDカードの劣化にも注意が必要
意外と見落とされがちなのが、SDカードの「寿命」や「劣化」です。
SDカードは消耗品であり、使用年数や書き込み回数が多くなると、徐々に性能が低下していきます。
速度が遅くなったり、読み込みエラーが出るようになった場合は、劣化のサインといえるでしょう。
特に激しい読み書きが繰り返されるフォートナイトのアップデートでは、SDカードのパフォーマンスが重要です。
もしアップデート時に異常な時間がかかるようになったり、ダウンロード後に「インストール失敗」が頻発するようなら、新しいSDカードへの交換を検討しましょう。
また、信頼性の低いノーブランドのSDカードや、古いカード(5年以上前のものなど)は、速度だけでなくデータ破損のリスクも高いため、注意が必要です。
少し高くても、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
SDカード使用時のアップデート挙動の違い
Switchでは、ゲームを「本体ストレージ」と「SDカード」のどちらにインストールするかによって、アップデートの挙動が変わる場合があります。
一般的に、本体ストレージに保存されたソフトの方が、アップデート処理が速い傾向にあります。
そのため、フォートナイトのように頻繁にアップデートが入るゲームについては、本体ストレージに移動しておくとスピードアップに繋がる可能性があります。
ストレージの空き容量に余裕があるなら、SDカードではなく本体に保存するのもひとつの手です。
ただし、本体の容量は32GBしかないため(有機ELモデルでも64GB)、すぐにいっぱいになりがちです。
SDカードと使い分けをしながら、アップデートの快適さを優先したいゲームは本体に、それ以外はSDカードに保存するなど、うまく管理することがポイントです。
フォートナイト運営のアップデート配信のしくみを知ろう
アップデートはどのように配信されるのか
フォートナイトのアップデートは、Epic Gamesが管理している公式サーバーから、各プラットフォームごとに配信されます。
Switchも例外ではなく、Nintendoのオンラインシステムを経由して、最新のアップデートデータが配信されます。
基本的にフォートナイトのアップデートは、事前にEpic Gamesがアップデート日時を告知し、その後に順次配信されます。
ただし、すべてのユーザーに一斉に届くわけではなく、地域やサーバー状況によって、数分〜数時間のズレが生じることもあります。
また、アップデートの配信には「クライアント更新」と「サーバー更新」の2種類があります。
前者はゲームデータの更新(Switchへのダウンロード)、後者はサーバー側の仕様変更です。
クライアント更新がある場合は、ユーザーがアップデートを手動で行う必要があります。
なお、アップデート配信の直後は、Epic Games側のサーバーにアクセスが集中するため、ダウンロード速度が低下したり、エラーが出る場合もあります。
そうした状況では、少し時間を空けるのが賢明です。
スイッチ向けと他プラットフォームの違い
フォートナイトはSwitchのほかにも、PS5、PS4、Xbox、PC、モバイルなど、多くのプラットフォームでプレイ可能です。
しかし、Switchは他のプラットフォームに比べて、ハードウェア性能や通信仕様に差があるため、アップデートの内容や挙動にも違いがあります。
たとえば、同じアップデートでもSwitch版では容量が圧縮されていることがあり、その結果、データの展開に時間がかかることがあります。
また、グラフィックや機能の一部が簡略化されているため、他プラットフォームより処理が複雑になるケースもあります。
さらに、SwitchはWi-Fi接続が主流のため、通信速度の安定性にも限界があります。
このため、PCやPS5などに比べると、アップデートが「遅く感じる」ことが多くなるわけです。
こうした仕様の違いを理解することで、Switchでのアップデートが遅いと感じた際にも、焦らずに対応できるようになります。
大型アップデートのタイミングと頻度
フォートナイトでは、定期的な「チャプター」や「シーズン」の切り替えに合わせて、大型アップデートが配信されます。
一般的には2〜3か月ごとに新シーズンが始まり、それに伴い10GBを超える大規模なアップデートが行われるのが通例です。
また、週単位で小さな調整やイベントが実装される「パッチ」も配信されていますが、こちらは数百MB〜2GB程度の比較的小規模なものが多いです。
大型アップデートでは、マップの変更、新武器の追加、新モードの実装などが行われるため、ファイルサイズが非常に大きく、展開や適用に時間がかかります。
こうしたタイミングでは、アップデートを済ませたあとで「インストールが長い…」と感じるユーザーが増える傾向にあります。
そのため、こうしたタイミングではWi-Fi環境や空き容量の確保を事前に行っておくことが重要です。
事前ダウンロードの有無とタイムラグ
一部のゲームでは、大型アップデートの配信前に「事前ダウンロード(プリロード)」が可能なことがありますが、フォートナイトは基本的にアップデート配信のタイミングで一斉ダウンロードが開始されます。
このため、アップデート開始直後は世界中のユーザーが一斉にアクセスし、サーバーが混雑して遅延が発生することがよくあります。
PCやPlayStationなどの一部プラットフォームでは、パッチの展開方式が違うために、Switchと比べてアップデート完了が早く見えることもあります。
また、Switchはeショップや任天堂のネットワークを経由してアップデートが行われるため、Epic Gamesのサーバーだけでなく、任天堂側の処理速度や配信サーバーの負荷も影響します。
結果として、同じ時間にアップデートを開始しても、Switchだけ遅いという現象が起こるわけです。
この点を理解しておけば、焦らずにアップデートを進められます。
Epic Games公式サーバーステータスの確認方法
フォートナイトのアップデートに不具合や遅延を感じたときは、まずEpic Gamesの公式サーバーステータスを確認するのが基本です。
以下の方法で、現在のサーバー状況をリアルタイムでチェックできます。
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【公式サイト】
→「Fortnite」セクションでダウンロードやマッチメイキング、アップデート配信状況などを確認できます。 -
【X(旧Twitter)公式アカウント】
→サーバー障害や緊急メンテナンス、アップデート配信遅延などの情報が随時投稿されます。
このような情報をこまめにチェックしておくことで、無駄な再起動や手間を省き、より効率的にアップデートに対応することが可能になります。
最終手段!どうしても遅いときの対処法
ソフトを再インストールして改善する方法
フォートナイトのアップデートが毎回異常に遅い、あるいはダウンロード後にエラーが頻発する場合、「ソフト自体のデータが破損している可能性」があります。
そうしたケースでは、一度ソフトをアンインストールして、再インストールすることで解決することがあります。
手順としては以下の通りです:
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ホーム画面でフォートナイトのアイコンにカーソルを合わせる
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「+」ボタンを押してメニューを開く
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「ソフトの管理」→「ソフトの消去」を選択
-
再度ニンテンドーeショップからフォートナイトをダウンロード
この操作ではセーブデータは削除されません。Switch本体にセーブデータが残る仕組みなので、心配せずに実行できます。
ただし、再ダウンロードには時間がかかるため、安定したネット環境で実行するようにしてください。
とくにアップデート後に「再起動ループに入る」「進捗バーが止まる」といった不具合がある場合は、再インストールによって改善する可能性が高いです。
Switchの初期化はアリ?ナシ?
どうしてもフォートナイトのアップデートが進まない、他のソフトでもトラブルが出ているといった場合、最終手段としてSwitch本体の「初期化」が考えられます。
ただし、初期化にはリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
Switchの初期化には2種類あります:
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本体の完全初期化:すべてのデータが消える(セーブデータ、ユーザー情報も削除)
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設定リセット(初期設定に戻す):ユーザーデータやセーブは残るが、設定はリセットされる
まずは「設定のリセット」を試すのがおすすめです。
それでも解決しない場合は、完全初期化を検討します。
その際は、Nintendo Switch Onlineに加入していれば、セーブデータのクラウドバックアップを事前に有効にしておきましょう。
初期化は最終手段ですが、ソフトウェア的な不具合を一掃できるため、効果は非常に高いです。
Epic Gamesサポートへ問い合わせるポイント
すべての方法を試しても解決しない場合は、Epic Gamesの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。
Switchで発生している特有の不具合や、アカウントに関連する問題は、開発元のEpic側でないと対処できないケースがあるからです。
問い合わせ時のポイントは以下の通り:
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フォートナイトのユーザー名とSwitchでの状況を詳細に記載する
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発生している具体的な現象(例:アップデート中にエラーコードが出る)を正確に伝える
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Switchの型番やシステムバージョンもできる限り添える
日本語サポートも対応しており、返信まで数日かかる場合もありますが、丁寧に対応してもらえるケースが多いです。諦めずに相談してみましょう。
Wi-Fiルーターの買い替えで根本解決
通信速度が常に遅い、ルーターとの距離がある、接続がよく切れるなどの問題がある場合は、Wi-Fiルーターの買い替えも視野に入れましょう。
古いルーターやスペックの低いモデルでは、Switchの性能を活かしきれません。
現在主流なのは、「Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)」や「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」に対応したルーターです。
特にWi-Fi 6は、同時接続機器が多い家庭でも速度と安定性を保ちやすく、ゲームや動画配信に向いています。
おすすめ機能:
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ビームフォーミング対応:Switchなどの端末に狙って電波を送信し、速度向上
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MU-MIMO:複数端末の同時通信性能を向上
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メッシュWi-Fi:家全体を均一にカバー
高性能ルーターは1万円前後から購入可能です。
長期的に快適なネット環境を整えるなら、十分に元が取れる投資と言えるでしょう。
クラウドゲームという代替手段も検討
もしも、どうしてもアップデートが遅すぎて困る…という場合は、「クラウドゲーム」という代替手段を考えるのもひとつです。
現在、フォートナイトは「NVIDIA GeForce NOW」や「Xbox Cloud Gaming」など、クラウド経由でもプレイが可能です。
これらのサービスを使えば、Switch本体にゲームデータをインストールする必要がなく、アップデートもクラウドサーバー側で処理されるため、ユーザー側の負担は大幅に軽減されます。
ただし、対応端末はスマホやPCなどが中心で、Switchでは利用できませんが、家庭内の別デバイスを使えば、通信環境に依存しない快適なプレイも可能になります。
Switch以外の選択肢も知っておくことで、どうしても困ったときの解決策になります。
フォートナイトのアップデートが遅い?Switchユーザー必見の高速化ガイド!のまとめ
フォートナイトのアップデートがNintendo Switchで遅くなる原因は、単に「回線が遅いから」だけではありません。
ストレージの空き容量不足、SDカードの性能、Wi-Fi環境、ソフトや本体の不具合、さらにはEpic Gamesのサーバー状況など、さまざまな要因が複雑に絡んでいます。
まずは、本体やSDカードの空き容量を確保し、不要なデータを整理することから始めましょう。
次に、ネット環境を見直して、有線接続やDNS設定の変更、Wi-Fiルーターの改善を検討することで、アップデート速度を大幅に改善できることもあります。
それでも解決しない場合は、ソフトの再インストールやSwitch本体のリセット、Epic Gamesのサポートへの問い合わせなど、段階的に対応していきましょう。
この記事の対処法を実践することで、「アップデートが終わらない!」「いつまで経ってもプレイできない!」というストレスから解放され、快適なフォートナイトライフを取り戻すことができるはずです。
Switchユーザーの皆さん、ぜひ一度、自分の環境を見直してみてください!