マインクラフトをプレイしていて、「遠くの景色が見えない」「重くてカクつく」と感じたことはありませんか?
その原因の多くは「描画距離」や「遅延表示距離」の設定にあります。
実はこの2つ、似ているようで全く役割が違うんです。
本記事では、それぞれの意味と違い、そして端末別のおすすめ設定を分かりやすく紹介します。
今日から快適に遊べるように、ぜひ「描画距離」や「遅延表示距離」の違いやJava版・スマホ・スイッチ(統合版)の設定を参考にしてみてください!
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マイクラの「描画距離」と「遅延表示距離」とは?基本の意味をやさしく解説
「描画距離」とは?どこまで見えるかを決める設定
「描画距離」とは、プレイヤーの周囲でどれくらいの範囲を表示するかを決める設定です。
例えば、描画距離を「8チャンク」にすると、プレイヤーの周り8チャンク(1チャンク=16ブロック)分が表示されます。
つまり、距離が大きいほど遠くの景色や建物が見えるようになりますが、その分パソコンやSwitchなどに負荷がかかります。
描画距離を上げると見た目はきれいになりますが、動作が重くなることがあるため、自分の機器に合ったバランスが大切です。
「遅延表示距離」とは?他プレイヤーやワールド同期に関係する範囲
「遅延表示距離」とは、統合版(Bedrock Edition)に存在する設定項目です。
これは自分が実際に見える距離ではなく、「ワールドの動きを同期する範囲」を決める設定です。
たとえば、描画距離が16でも、遅延表示距離が4なら、プレイヤーが動かない限り4チャンク分しか処理されません。
つまり、「描画距離」は見える範囲、「遅延表示距離」は処理する範囲と覚えると分かりやすいです。
Java版と統合版で設定項目が違う理由
Java版では「描画距離」のみ設定があり、「遅延表示距離」は存在しません。
これはJava版がプレイヤー側で全ての描画処理を行う設計だからです。
一方、統合版はスマホやSwitchなど多くの端末で動くため、動作の軽さを優先して「遅延表示距離」を分けています。
この違いが、Java版の方が自由度が高いけれど重くなりやすい理由の一つでもあります。
「描画距離」を上げすぎると重くなるのはなぜ?
描画距離を上げると、一度に読み込むブロックや光、影の情報が増えます。
その結果、端末が処理しきれずにフレームレート(FPS)が下がる、いわゆる「カクつき」が発生します。
特にSwitchやスマホはCPU性能が限られているため、描画距離を大きくすると動作が重くなることが多いです。
描画距離を調整することで、見た目の美しさと動作の軽さを両立できます。
実際に違いを比べてみよう:見える範囲の比較例
たとえば描画距離を「6チャンク」「10チャンク」「20チャンク」にした場合の違いを比べると、以下のようになります。
| 設定 | 表示範囲 | 特徴 |
|---|---|---|
| 6チャンク | 約96ブロック | 軽いが遠くが霧で見えない |
| 10チャンク | 約160ブロック | バランスが良い設定 |
| 20チャンク | 約320ブロック | 遠くまで見えるが重くなりやすい |
このように、自分の端末に合わせて最適な設定を選ぶことが大切です。
統合版・Java版それぞれの描画距離設定方法
統合版(Bedrock Edition)での設定手順
統合版では、ゲームを起動したあと「設定」→「ビデオ」を開きます。
そこに「描画距離」と「遅延表示距離」のスライダーが並んでいます。
描画距離を右に動かすと遠くまで見えるようになりますが、遅延表示距離も上げすぎると重くなります。
目安として、Switchでは描画距離8〜10、遅延表示距離4〜6程度が快適です。
Java版での設定手順
Java版では、「設定」→「ビデオ設定」→「描画距離(Render Distance)」を変更します。
チャンク数はスライダーで調整でき、数値が高いほど広範囲を表示します。
高性能PCなら20チャンク以上でも快適に動きますが、ノートPCなら10〜12チャンク程度が安定します。
影MODを入れている場合はさらに負荷が増すため、設定を少し下げると良いでしょう。
スイッチ版・PS版での設定画面の開き方
SwitchやPS版も「設定」→「ビデオ」から変更可能です。
ただし、統合版でも機種によって上限が固定されており、Switchでは最大14チャンク程度までしか設定できません。
家庭用機は性能制限があるため、あまり上げすぎない方が快適に遊べます。
スマホ版(iOS・Android)の設定方法
スマホ版(PE)も基本は同じで、「設定」→「ビデオ」→「描画距離」から調整します。
スマホでは8〜10チャンクが目安です。
ゲームの動作が重く感じたら、描画距離を6〜8チャンクに下げるとサクサク動きます。
バッテリー消費を抑える効果もあります。
それぞれのバージョンで設定できる最大距離の違い
| バージョン | 最大描画距離 | 備考 |
|---|---|---|
| Java版PC | 約32〜64チャンク | 高性能PC向け設定 |
| 統合版PC | 約28チャンク | 比較的軽め |
| Switch | 約14チャンク | 制限あり |
| スマホ | 約16チャンク | 機種による |
| PS5版 | 約20チャンク | 比較的広範囲表示可能 |
快適に遊べるおすすめの描画距離設定【デバイス別】
Nintendo Switchでおすすめの描画距離設定
Switchでは「描画距離10」「遅延表示距離5」程度が最も安定しています。
遠くまで見たい気持ちはわかりますが、上げすぎるとワールドの読み込みが追いつかず、カクカクすることがあります。
マルチプレイでは他プレイヤーとの同期も発生するため、遅延表示距離を低めにするのがポイントです。
スマホ・タブレットで快適に遊ぶための設定
スマホやタブレットでは、描画距離を「6〜10チャンク」に設定するのがベストです。
iPhoneなど比較的新しい機種では10でも問題ありませんが、古い機種では6〜8が安定します。
また、バックグラウンドアプリを閉じてメモリを確保することで、ラグを減らすことができます。
Windows・MacなどPC版のおすすめ設定
PC版の場合は、パソコンのスペックに合わせて設定します。
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低スペック(ノートPCなど):描画距離8〜10
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中スペック(一般的なゲーミングPC):12〜20
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高スペック(RTX搭載など):24〜32
これらを目安に、FPSが安定する範囲で調整しましょう。
高性能ゲーミングPC向け設定と注意点
高性能PCなら描画距離を32以上にしても快適に動作しますが、影MODや高解像度テクスチャを導入している場合は注意が必要です。
描画距離を広げすぎるとGPUの負荷が増えるため、FPSが低下することがあります。
バランスを取るには、「描画距離24〜28」「シミュレーション距離12前後」がおすすめです。
低スペック環境で軽くするための工夫
低スペック端末で快適に遊ぶには、描画距離を減らすだけでなく、雲や影、パーティクル(粒子)をオフにすると効果的です。
また、夜より昼のほうが明るく見やすく、処理も軽い傾向にあります。
軽量化MOD(OptiFineなど)を使うのも良い方法です。
「描画距離を伸ばす」ときの注意点とラグ対策
描画距離を上げると重くなる理由
描画距離を上げると、表示されるブロック数が指数的に増えます。
つまり、距離を2倍にすると処理するブロック量は4倍以上になることもあります。
そのため、メモリやGPUに大きな負荷がかかり、動作が重くなるのです。
描画距離を適切に調整することが、ラグの少ないプレイの第一歩です。
FPSが落ちる・カクつくときの対処法
動作が重いと感じたら、まず描画距離を少しずつ下げてみましょう。
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グラフィック設定を「低」にする
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バックグラウンドアプリを終了する
-
ゲームを再起動する
などの方法も有効です。
Switchの場合は、ワールドを一度閉じて再読み込みすると軽くなることがあります。
「遅延表示距離」を調整してラグを減らすコツ
統合版では、「遅延表示距離」を下げるとワールドの処理範囲が減り、ラグが軽減されます。
特にマルチプレイ時は、他プレイヤーとのデータ通信が減るため効果的です。
目安として、描画距離10に対して遅延表示距離は4〜6がおすすめです。
サーバー・マルチプレイ時の設定の考え方
マルチプレイでは、サーバー側の設定によって描画距離が制限される場合があります。
自分がどれだけ上げても、サーバー側の上限を超える距離は表示されません。
ラグを感じる場合は、サーバー管理者に設定を確認するのも手です。
最適化に役立つ便利設定や軽量化MODの紹介
PC版なら「OptiFine」を導入すると、描画距離の細かい設定や軽量化が可能です。
また、描画範囲を部分的に制限できる「Sodium」などのMODも人気です。
公式以外のMODは自己責任ですが、パフォーマンス改善には非常に効果的です。
より遠くまで見たい人のための上級テクニック
影MODやリソースパックと描画距離の関係
影MODを使うとグラフィックが綺麗になりますが、処理が重くなり描画距離を下げる必要が出ることがあります。
遠くまで見たい場合は、軽量影MOD(例:BSL Lite版など)を選ぶと良いでしょう。
リソースパックも高解像度のものは重くなるため、見た目とパフォーマンスのバランスを考えることが大切です。
見通しを良くするための設定変更(雲・霧・明るさ)
遠くを見やすくするには、描画距離以外にも「雲をオフ」「霧を薄く」「明るさを最大」に設定するのがおすすめです。
特に霧を薄くすると、同じ距離でも遠くがクリアに見えるため、視界が広がったように感じます。
マルチプレイで他プレイヤーの描画制限を理解する
マルチプレイでは、自分の設定よりもサーバー側の制限が優先されます。
例えば自分が20チャンクに設定していても、サーバーが10チャンクに設定していれば、10までしか表示されません。
これを理解しておくことで、無駄に設定を上げて重くすることを防げます。
シミュレーション距離との違いと最適値
統合版では「シミュレーション距離」という設定もあり、これは「プレイヤーの行動が反映される範囲」を意味します。
作物が育つ、レッドストーンが動くなどの処理範囲です。描画距離と違い、遠くを表示するためではありません。
おすすめは「描画距離10」「シミュレーション距離6」くらいです。
設定を変えても遠くが見えないときのチェックポイント
設定を上げても遠くが見えないときは、
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ワールド設定が制限されている
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サーバー制限がかかっている
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グラフィックモードが「省エネ」になっている
などの原因が考えられます。設定を確認し、必要なら再起動してみましょう。
【マイクラ】描画距離と遅延表示距離の違いを解説!遠くまで見えるおすすめ設定まとめ!のまとめ
マイクラの「描画距離」は見える範囲、「遅延表示距離」は処理する範囲を意味します。
遠くまで見えるように設定を上げると、見た目は良くなりますが動作が重くなります。
統合版ではこの2つをバランス良く設定することが大切です。
Switchやスマホでは描画距離10前後、遅延表示距離5前後が快適な目安。
PC版では自分のスペックに合わせて調整しましょう。
見通しを良くしたいなら霧や雲の設定も工夫して、軽く快適なマイクラライフを楽しんでください!















































































