「建築が遅れる」「弾が当たらない」「敵が瞬間移動して見える」——そんな経験、ありませんか?
それ、実は“Pingの高さ”が原因かもしれません。
フォートナイトでは、たった数ミリ秒の遅れが勝敗を分けます。
この記事では、PS5でPingを劇的に下げるための具体的な方法を分かりやすく解説します。
ネット環境からPS5の設定まで、すぐに実践できるテクニック満載です!
Ping(遅延)とは?まずは基本を理解しよう
ネットゲームにおけるPingとは何か
「Ping(ピン)」とは、あなたのPS5がフォートナイトのサーバーと通信する際の“反応速度”を示す数値のことです。
単位は「ms(ミリ秒)」で表され、数値が小さいほどラグが少なく、快適にプレイできます。
例えば、Pingが10msならサーバーまでの通信が0.01秒という意味です。
FPSやTPSなど反応速度が重要なゲームでは、Pingが低いほど相手より早く動作を入力できるため、勝敗を大きく左右します。
Pingが高い状態では、敵を撃っても反応が遅れたり、建築が遅れて不利になることもあります。
高Pingがフォートナイトに与える影響
Pingが高いと、フォートナイトでの操作が“ワンテンポ遅れる”ような感覚になります。
建築が遅れる、弾が当たらない、ワープするなど、いわゆる「ラグい」状態が続くのです。
Pingが50msを超えると遅延を感じ始め、100msを超えるとストレスを感じるレベルになります。
フォートナイトではPingが20ms以下であれば非常に快適、30〜50msで普通、60ms以上ではやや不利と言われています。
快適なプレイのためには、まずこのPing値を意識することが大切です。
FPSやTPSにおけるPingの目安
フォートナイトのようなTPSやFPSゲームでは、Pingの目安は次の通りです。
Ping値 | 状態 | プレイ感 |
---|---|---|
0〜20ms | 非常に快適 | 反応速度が速く遅延を感じない |
21〜50ms | 普通 | ほとんど問題なくプレイ可能 |
51〜80ms | やや不安定 | 細かいラグを感じることがある |
81〜100ms以上 | 不快 | 建築・戦闘で明確な遅延が発生 |
Pingが高くても、ネット環境の見直しで改善することが多いので、次のステップに進んでみましょう。
PS5でPingを確認する方法
PS5でPingを確認するには、設定画面の「ネットワーク」→「接続状態を確認」から行えます。
また、フォートナイト内でも設定画面で「ネットデバッグ統計を表示」にチェックを入れると、画面上にPing値がリアルタイム表示されます。
ゲームプレイ中にPingが急に上がる場合、Wi-Fi干渉や家庭内の他のデバイス使用が原因の可能性があります。
プレイ前後でPingを比較して、安定しているかを定期的にチェックするのが理想です。
Ping値を正確に測定するコツ
正確なPing測定を行うには、フォートナイトを実際に起動して数分間プレイするのが一番です。
その間に平均Pingを観察すると、現実的な環境が分かります。
Webサイトやアプリでの測定も有効ですが、実際のゲーム内とは少し異なることがあります。
Pingが大きく変動するようであれば、ルーターや通信機器の再起動を試すことで安定することもあります。
ネット環境を見直す!Pingを下げるための通信設定
有線接続と無線接続の違い
PS5をWi-Fiで接続している人は多いですが、最もPingを下げたいなら「有線接続」が圧倒的におすすめです。
Wi-Fiは電波干渉や距離の影響を受けやすく、通信が不安定になります。
一方、有線LANケーブルで接続すれば、ルーターからPS5へ直接信号が届くため、Pingが安定しやすくなります。
ケーブルを伸ばすのが難しい場合でも、電力線通信アダプター(PLC)を使えば、家中どこでも有線のように安定した通信が可能です。
LANケーブル選びで変わる通信品質
LANケーブルには「カテゴリ(Cat)」があります。
古いケーブル(Cat5など)だと通信速度や安定性が不足することがあります。
おすすめは「Cat6A」以上。これなら10Gbpsまで対応し、ノイズにも強いです。
見た目では分かりにくいですが、ケーブルの規格を確認するだけでPingの安定性が格段に上がることもあります。
安価なケーブルでも、品質の高いCat6Aを選べば十分です。
ルーターの設置場所が与える影響
Wi-Fiを使う場合、ルーターの置き場所は非常に重要です。
壁や家具で電波が遮られるとPingが跳ね上がることがあります。
理想は、家の中心部や高い位置に設置すること。
特に金属製の棚や電子レンジの近くは避けましょう。
また、ルーターとPS5の間に距離がある場合は、メッシュWi-Fiや中継機を導入するのも有効です。
回線の種類(光・ケーブル・モバイル)の違い
インターネット回線はPingに直結します。
光回線(特にフレッツ光やNURO光など)は低Pingで安定していますが、ケーブルテレビ回線やモバイル回線はPingが高くなりがちです。
モバイルルーター(ポケットWi-Fi)でフォートナイトをプレイするのは避けたほうがよいでしょう。
オンラインゲームには「光回線+有線接続」がベストです。
IPv6対応回線を使うメリット
IPv6は次世代の通信規格で、従来のIPv4よりも混雑しにくく、Pingが下がる傾向があります。
多くのプロバイダーが無料でIPv6を提供していますが、契約時に申し込みが必要な場合もあります。
PS5でIPv6接続を利用することで、夜間の混雑時でも安定した低Pingを維持しやすくなります。
PS5の設定でできるPing改善テクニック
DNS設定を手動で変更する方法
PS5では、DNS(ドメインネームサーバー)を手動で設定することで通信経路を最適化できます。
おすすめのDNSは「Google DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)」または「Cloudflare DNS(1.1.1.1 / 1.0.0.1)」です。
設定方法は、「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定」→「カスタム」からDNSを入力します。
これだけでPingが数ms改善することもあります。
PS5のネットワーク診断の活用法
PS5には「インターネット接続診断」という便利な機能があります。
ここで通信速度とNATタイプを確認しましょう。
NATタイプが「タイプ2」であれば問題ありませんが、「タイプ3」だと通信制限がかかっている可能性があります。
その場合、ルーター側でポート開放を行うことで改善できます。
NATタイプを最適に保つことで、サーバーとの通信がスムーズになります。
自動接続設定を最適化する
PS5のネットワーク設定では、「省電力モード中もインターネットに接続」をオフにするのがおすすめです。
これをオンにしていると、バックグラウンドでの通信が増え、Pingが安定しにくくなることがあります。
また、自動ダウンロード機能もプレイ中はオフにしておくと、帯域を節約できます。
バックグラウンドアプリの影響を減らす
PS5ではフォートナイトを起動している間も、他のアプリ(YouTubeやSpotifyなど)が動作している場合があります。
これらが通信を奪い合うことでPingが上がることがあるため、不要なアプリは完全に終了させましょう。
特に音楽配信やストリーミングは帯域を多く消費します。
フォートナイトプレイ前にはPS5を一度再起動するのも効果的です。
フォートナイトのサーバーリージョン設定を見直す
フォートナイトでは「マッチメイキング地域(サーバー)」を自動設定にしている人が多いですが、これが必ずしも最適とは限りません。
設定画面で「マッチメイキング地域」を「Asia」に固定することで、より近いサーバーに接続でき、Pingを下げられる場合があります。
自動設定だと他地域に繋がることもあるため、手動で最も低Pingの地域を選びましょう。
ルーターとモデムの最適化で安定性アップ
定期的なルーター再起動の重要性
ルーターやモデムは、長時間使い続けると内部にエラーや通信履歴が蓄積し、Pingが上がる原因になります。
週に1回程度、電源を切って数分置いてから再起動するだけで通信が安定することがあります。
特に夜間にPingが上がる場合は、再起動でリセットすると改善しやすいです。
ファームウェアの更新で通信改善
ルーターの設定画面にアクセスし、ファームウェアを最新に保つことも大切です。
古いバージョンだと、通信エラーやセキュリティの不具合でPingが悪化することがあります。
更新方法はメーカーごとに異なりますが、「自動アップデート」をオンにしておくと便利です。
QoS(通信優先度)設定の使い方
一部のルーターには「QoS」という機能があり、特定の機器(PS5など)を通信優先に設定できます。
これをオンにしておけば、家族が動画を見ていてもフォートナイトの通信が優先され、Ping上昇を防げます。
設定画面で「PS5のMACアドレス」を登録し、優先度を「高」に設定しましょう。
不要な機器を切断して帯域を確保
家庭内で複数のデバイス(スマホ、テレビ、PCなど)が同時にネットを使うと、帯域が圧迫されてPingが上がります。
フォートナイトをプレイするときは、他の機器のWi-Fiを一時的にオフにするのがおすすめです。
特に動画配信やクラウドバックアップが動いていると、通信が大きく消費されます。
中継機・メッシュWi-Fiの活用方法
家が広い場合やルーターから遠い部屋でプレイする場合は、中継機やメッシュWi-Fiを導入するのが効果的です。
これにより電波の死角をなくし、安定した通信が得られます。
安価な中継機よりも、メッシュWi-Fiの方が通信の切り替えがスムーズでPingが安定しやすいです。
実践!フォートナイトでPingを下げる最終チェックリスト
ゲーム起動前に確認すべきこと
プレイ前にルーターとPS5を再起動し、ネットワーク速度テストを行いましょう。
Pingが安定しているか、通信速度が十分かを確認します。
また、DNS設定や有線接続が正しく設定されているかもチェックします。
これだけでプレイ中のトラブルを大きく減らせます。
ルーター・PS5の再設定タイミング
長期間設定を変更していない場合、ルーターの初期化やPS5のネットワーク設定リセットを行うと改善することがあります。
特に新しい回線に乗り換えたときは、古い設定が残っているとPingが悪化することがあるため、リセットは有効です。
家族のデバイス使用と帯域管理
家族が同時にネットを使用していると、帯域が分散してPingが不安定になります。
フォートナイトをプレイするときは、「この時間帯は通信を優先させてほしい」と話し合うことも大切です。
QoS設定を活用して、PS5を優先にしておくのもおすすめです。
通信速度テストでの目標値
フォートナイトを快適にプレイするには、次の通信環境を目指しましょう。
項目 | 推奨値 |
---|---|
Ping | 20ms以下 |
ダウンロード速度 | 50Mbps以上 |
アップロード速度 | 10Mbps以上 |
これらを満たしていれば、建築も戦闘もラグなく楽しめます。
安定した低Ping環境を維持するコツ
最終的に大切なのは「安定」です。
ルーターの再起動、DNS確認、PS5のアップデート、IPv6の利用などを定期的に行うことで、常に快適な環境を保てます。
フォートナイトはサーバー側の影響もあるため、完全にゼロにすることはできませんが、できる限りの対策を取ることでストレスフリーなプレイが可能です。
フォートナイトのPingを下げる方法!PS5でできる改善策まとめ!のまとめ
PS5でフォートナイトをプレイする際、Pingは勝敗を左右する非常に重要な要素です。
有線接続やDNS設定、ルーター最適化など、少しの工夫でPingを大きく改善できます。
この記事で紹介した対策を順番に試せば、ラグの少ない快適なプレイ環境が整うはずです。
特に光回線+有線接続+IPv6対応の組み合わせは、安定した低Ping環境を実現する最強の方法です。